書評

書評『人に強くなる極意』佐藤優

外務省のラスプーチンと言われた例の人物の本ですが、最近マスメディアへの 露出が多いので、多くを説明する必要もないでしょう。 この本の構成は 1.怒らない 2.びびらない 3.飾らない 4.侮らない 5.断らない 6.お金に振り回されない 7.あきら…

年収2000万円とか

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読書の秋・・・『プレイヤーピアノ』#4

今週のお題「秋の気配」 書評の続きです。 で、「社会が間違っている」と思うのならば、何か行動を起こすのか起こさないのか と言う問題になっていくのですが、600ページもあるのに、主人公はサクサク行動 しません。非常に優柔不断なのですが、コレはこ…

読書の秋・・・『プレイヤーピアノ』#3

今週のお題「秋の気配」 書評のつづきです。 今度は「偏差値67」以上の勝ち組はどんな人生になるのか、と言うことですが 先ほど書いたように、エリート層として生きていきます。主人公はこちら側に 属していますが、当然金持ちで、日本で言うと年収200…

読書の秋・・・『プレイヤーピアノ』#2

今週のお題「秋の気配」 書評の続きです。 この計画経済管理社会と言うのは「成功した社会主義国」そのものであり、その 意味では、まるで戦後日本が「社会実験」として実際にやってしまったかのよう です。しかも、その戦後日本型システムは、半分壊れてい…

読書の秋・・・『プレイヤーピアノ』#1

今週のお題「秋の気配」 書評です。昨日につづいて古いSFだが、扱っている内容は今日的という 意味で「新しい」作品です。カート・ヴォネガット『プレーヤーピアノ』、 1952年に書かれました。カート・ヴォネガットについては詳しく 説明するまでも無い…

読書の秋

今週のお題「秋の気配」 ハーマン・メルヴィル『白鯨』と、そのリアル・ヴァージョン 第4回 名作『白鯨』の元ネタは、もっと壮絶だった | ナショナル ジオグラフィック(NATIONAL GEOGRAPHIC) 日本版公式サイト メルヴィルは『白鯨』だけの作家ではなく、かな…

読書の秋・・・『時は乱れて』ディック#4

今週のお題「秋の気配」 書評の続きです。 後半以降の部分をネタばれにならないように紹介するのに、どうすればいいか 少し考えてみたのですが、ディックの作品には妙な共通点があって、そのポイント から攻めていくと、他の作品を読んでいる人には何となく…

読書の秋・・・『時は乱れて』ディック#3

今週のお題「秋の気配」 書評の続き、『時は乱れて』の3回目です。ディックを既に何作か読んでいる 人にとっては、ワンパターンのような印象を与えるかも知れないのですが、 これが長編第一作なので、この『時が乱れて』をスタート地点にして、以降の 異世…

読書の秋・・・『時は乱れて』ディック#2

今週のお題「秋の気配」 書評の続きです。作者のディックは1982年に逝去しましたが、早くして 世を去った人物です。映画化された作品が有名ですが、生前は作品が余りにも 個性的過ぎて売れなかった。SFファンの間では有名な作家なのに、一般的には そう…

読書の秋・・・『時は乱れて』ディック

今週のお題「秋の気配」 書評です。 最初の書評は最近読んだSFから。1950年代終り頃ですから SFが必ずしも、サイエンスを扱う小説ではなくなって来た頃に 書かれた作品。当時は、スペキュレイティブ・フィクション (思弁的小説)などという言葉も生まれ…

本とか

今週のお題「秋の気配」 まあ言うのも何だが、読書の・・・ 書評をおひとつ紹介するでござる。 <a href="http://toyokeizai.net/articles/-/48591" data-mce-href="http://toyokeizai.net/articles/-/48591">人生に行き詰まる前に読む、「現実脱出論」 | Books Review | 東洋経済オンライン</a> 人生に行き詰まる前に読む、「現実脱出論」 | Books Review | 東洋経済オンライ…